阪神・戸井 2軍で3戦連続安打&2戦連続先制打 「2本目が出ていない」飽くなき向上心で2年目進化へ

 2戦連続で先制適時打を放つ活躍を見せた戸井(撮影・山村菜々子)
 先制適時打を放ち、ベンチで出迎えられる戸井
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 「ウエスタン、広島0-2阪神」(6日、由宇球場)

 阪神・戸井零士内野手(19)が着実に成長を遂げている。前日に続きまたもチャンスで魅せた。両者無得点の五回無死三塁。カウント1-1から「内寄りの球を待っていた」と野村の内角ツーシームを左翼線際へ。3試合連続の快音は2試合連続の先制適時打となった。

 今年は特に勝負強い。高卒1年目の昨季は69試合で13打点だったが、今季は16試合ですでに10打点。チーム内でも2位の数字で、昨季の自身の記録にはあと3。和田2軍監督も「去年とは全然違うというか。非常に成長している。守備も安定してきているし。チャンスで強いのは大きな武器になる」と目を細める。

 戸井は成長の要因について「去年は迷いがありながらいってたところが、思い切っていけてる」と分析。好機では「バッター有利カウントで、カウントを取りに来るところを捉えること」を意識。狙い球を絞り、一発で仕留める姿勢はこの日の打席でも見て取れた。

 同じ高卒内野手のドラフト3位・山田が存在感を示す中、負けてはいられない。「2本目が出てない。マルチが打てたら率も上がってくると思うので、4打席目とかでも集中力持ってできるように」。飽くなき向上心で2年目の進化を遂げる。

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