阪神・森下 自己新8戦連続安打 OP戦2位の打率・311 新旧バット「シーズンも感覚で」併用
「オープン戦、ソフトバンク4-0阪神」(20日、ペイペイドーム)
阪神・森下翔太外野手(23)が自己新となる8試合連続安打をマークした。2打数1安打でオープン戦打率は12球団2位の・311まで上昇し、「いい形で打ててるので、変えずにいきたいなと思います」と確かな手応えを残す。守備でも右翼後方への大飛球を好捕。残り3試合で総仕上げに取りかかり、好調をキープしたままペナントレースに突入する。
チームが零封負けを喫しても、開幕に向けて明るい光を示した。森下が昨年7月17日・中日戦から同28日・広島戦まで続けたプロ最長の7試合連続安打を更新する1本。3安打4打点1本塁打だった前日のような派手さこそなかったが、「ずっと言ってるように、ボールがしっかり見えてる」という言葉に偽りがないことを8試合連続のHランプで証明した。
ソフトバンク先発はベテラン右腕の東浜。初回はオール直球で3球三振に倒れた。内角に投げ込まれた3球目、追い込まれていたがバットは動かなかった。
「フォームが独特なので。そこが1打席目がなかなか。球種も見たことなかったので、難しかったですけど、うまく2打席目から対応できたかなと思います」。四回2死、チーム初安打という形でやり返した。カウント1-2から内角直球に今度は反応。バットを振り抜くと、打球はやや詰まり気味にはなったが中前へ抜けた。
好調な打撃が目立つ中、三回には守備でも魅せた。1点を先制され、なおも2死満塁とピンチが続いた場面。栗原の大飛球が右翼後方へ向かう。一直線に落下点へ猛ダッシュし、左手を目いっぱい伸ばしキャッチ。そのままフェンスに激突したが、ボールを落とすことはなかった。
「センターをやる機会も増える可能性もあるので、そこもやりながら。一番はライトやってるので、そこではしっかりこなせるようにしたいと思います」。右翼定位置獲りへの固い決意をにじませた。
昨年12月、グリップが太い「ピート・ローズ型」のバットを新調。キャンプ中から昨季の旧型と併用しつつ、試行錯誤を重ねてきた。ソフトバンク2連戦では旧型バットで結果を残したが、“相棒選び”はまだ決めかねている。
「(今後は)まだ決めてないですね。グリップ(テープを)巻いたり、巻かなかったり、それでも変わってくるので。シーズンの試合によっても変えたいなと思います。何を意図して変えるのではなくて、自分の感覚で」。東京ドームで巨人と激突する開幕戦まで10日を切った。スラッガーの感覚を研ぎ澄ましながら、森下はその日を待つ。
◆森下が自己新8戦連続H 森下が自己新の8試合連続安打となった。これまでは昨季公式戦で記録した7試合(7月17日・中日戦~同28日・広島戦)だった。また、連続試合無安打も昨年4月6日・広島戦~同16日・DeNA戦で記録した7試合連続。
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