阪神・岡田監督 試行錯誤の森下に「やっとピートローズから逃れたんやな」「遅いっちゅうねんって」【一問一答】

 「阪神春季キャンプ」(22日、宜野座)

 阪神・岡田彰布監督(66)が、新外国人のハビー・ゲラ投手のフリー打撃登板について「バッターもなかなか打てん」と言及。また、バットに試行錯誤する森下翔太外野手にも助言を与えた。以下、主な一問一答。

 -ゲラが2度目の打撃投手を務めた。

 「きょうも(1)56(キロ)くらいやったんかな」

 -相変わらず制球もよく。

 「なあ。スライダーというか、カットボールも速いからな。真っすぐと思って空振りしとるわな」

 -武器になる。

 「だから、あした、あさって、しあさってか。しあさって、1イニング入っとったな」

 -実戦で見るのも楽しみだ。

 「まあ、ピッチャーはでもあのくらいのボールを普通に投げれたら、そら、ある程度は抑えよるよな。この時期であのくらいのスピード出たら、そらバッターもなかなか打てんと思うよ」

 -投げるたびによくなっている。

 「前よりも今日の方がよかったな。前は前川にいきなり打たれよった(笑)。まあ徐々に、徐々にいうてもまだ一カ月以上あるから。あの辺はリリーフやから、まあうまく、もう、セ、パ関係なく、1イニングやし、うまいこと投げさせていこうと思うけどな。めどというか、絶対いけるという感覚はあるからな」

 -森下が去年のバットで打撃練習した。

 「おう。今日聞いたわ。やっとピートローズから逃れたんやな。なんか注文した言うとったわ。遅いっちゅうねん」

 -練習を見ても前の型の方がいい。

 「きょうもちょっとあれや、あいつが特打やっているときに水口(コーチ)に言うたんやけど、一回バット抜けたことあったやろ。後ろに。飛んだことあったやんか。あれはしかし、グリップが小さいからここ(グリップエンド)のつかまりがないやんか。ピートローズはどっちかということ、短く持って打つバッターやろ?あれは、だから(グリップエンドから手が)抜けとんのよな。だから、あのバットは今までよりも、スプレーを塗ってグリップを強く握らんと抜けそうな感じがするやんか。グリップをあんまりこう(強く)握ってもうたら、バットは出えへんで。ある程度、余裕があるぐらいじゃないとな。左手は固めなあかんけど、右手なんか余裕があるあれやから。抜けるというか、引っかかりがないから、グワーッと握ってもうたら、なかなか(バットは)出えへんで。はっきり言うて。水口にはそない言うたんやけどな。特打してる時な。水口が、やっと変えました、なんか注文したみたいですって言うてくるもんやから、遅いっちゅうねんって」

 -力が入ってつぶしにいくから打球が上がらない。

 「あんまりグリップはガーッと握ったらあかんよ。しなりがなくなるもんな。バットが棒やから、棒みたいにしなりがなくなるわ。ある程度、しならんとな」

 -昨年は中堅から右方向にフリーで打球がよく飛んだ。それ(グリップの握り方)が影響しているか。

 「うん。それは影響していると思うよ。侍に選ばれているからな、それまでは黙っておこうと思ってたけどな。その前に気付いて良かったよ」

 -彼なりに考えながら試行錯誤をしている。

 「考えながらというか、自分のものがまだないわけやんか。自分のこういう形のバットというかな。俺はそう思うけどな。ホームランを打ちたくてピート・ローズはあかんわ。タイプ的には全然、正反対のバットなわけやからな」

 -バットを短く持てば話がまた変わる。

 「そうやんか。ストレートが速いピッチャーで、指1本くらい短く持ていうたら、やっぱり引っかかりがなくなるとちょっと気持ち悪い、バッターいうのはな。ずっと引っかけて打ってるバッターはな。それやったら33半(インチ)でバット短くして引っかかるようにするとかな、みんなそら、いろいろ考えてバットは自分のもんにするわけやけど」

 -明日から3試合をセ・リーグと。見たり試したりしたいことは。

 「まあ、見れたり言うても、そんなまだまだどこもなあ、ある程度メンバー決まらんような状況やん、この時期はな。だからそれはあんまないけど。まあ、新外国人とかな、絶対1軍の戦力になるやついうのもだいたい分かるやん、スコアラーも回っとるからな。この間、広島も(スコアラーの)御子柴入っとったけど、明日も飯田がたぶん、巨人を見てきての情報というかな、そういう今年の新戦力みたいな、な、形はそら、いろいろ言うと思うけどそのへんだけやで、まだな」

 -阿部監督のお手並み拝見では。

 「なんにもないよ。走って外すわけないやん(笑)走るんやったら走ったええし(笑)」

 -こちらはメンバーを普通に連れていくのか。

 「連れて行く連れて行く、おーん」

 -オーダーは初戦のような形になる。

 「おーん。別におまえ、変える必要ないから。そんな俺なんかこの時期いろいろ考えやせんよ(笑)」

 -前川もスタメン。

 「そら出るやろ。ノイジーおれへんねんから、ノイジー行けへんやろ、バッティングもしてないのに。普通に考えたらおまえのう、左やったらなちょっと考えたかも分からんけど、戸郷なんかそんな1イニングやから、そらおまえ、前川まで回ってけえへんかも分からんけど、別にかまへんよ。4回ぐらいまで右みたいやから」

 -捕手は梅野。

 「梅野なんかおまえ、ちょっとなんかおかしいんよあれなあ。こっちかなあこのへんがなんか言っとったけど(右肩の後ろあたりを触りながら)。あいついっつもキャンプで1回やるよなあ。去年もやったんよな、あれなあ」

 -大体この時期に。

 「そや。この時期一回な、やるよなあ」

 -去年は肘がロックした?

 「そうそうそう。キャッチャーおらんのになあおまえ、3人目やん、キャッチャーばっかりやぞケガすんの」

 -報告は。

 「いやいや、もう来た来た。もう医者行っとったよ。ほんならここがやっぱりちょっと、この後ろかな、なんか投げた時に言うとったわ。なにあれ、投内の投げてる時になあ。シートノックか」

 -時間がかかりそう。

 「どうやろうなあ。まだちょっと分からへん、それは。明日なんか主治医っていうか、チームドクター明日来る言うとったから。なんかもう一回見てもらうとか言ってたけどな」

 -2軍戦で野口が本塁打。彼の魅力が出た。

 「いやまあ、なあ、あんまりちょっと結果出てなかったけどなあ、あないして、インコース真っすぐをホームランしてすぐなあ、4番の井上はインコース真っすぐどん詰まりのセカンドゴロとかやったら目立つわな。でもな、そういうんがな。俺もちょっと初回からテレビ見とったよ。今ちょうど終わったから、出てきただけで。そういうとこをなあ」

 -野口は1軍クラスから打った。

 「おお、まあ、まだもうちょっと確実性というか。ゲームになると、けっこうボール球振るなあ。後の打席も変化球の、なんか低めのボール球振るよな」

 -あす先発の伊藤将にはどんな投球を。

 「別にまだ3回やから。明日からみんな3回、伊藤、村上、才木かな。あしたホンマは青柳やったんよ。それが尻が張った言うて繰り上げただけや、別に。まあセ・リーグやけど、みんな分かってるピッチャーやからな。関係なしで3回、普通通りな。まあ坂本(にマスク)被らさなしゃあないけど。あしたホンマは梅野やったんやけどな。だからまあ先発陣は坂本で、後は栄枝とか藤田もあした来るみたいやし。その辺でやっていかなしゃあないわな。キャッチャーがおらん」

 -大竹が63球。エンジンがかかってきた。

 「休み前に70球投げてたやんか。きょう63球って。まあこれからや。ちょっと出遅れたから」

 -心配はしてないか。

 「いや、心配いうか、しゃあないやんか、ガングリオンかなんか、それもあったし。血豆できたりもあったしな。そないして投げて間に合わんかったら、他のピッチャーいてるわけやからな。それはしゃあない。万全で開幕迎えるような形でないとな」

 -西勇が約130球投げた。

 「あ、そう。なんか明日か明後日くらいからやっとアップに入るとか言ってたな。ブルペンでばっかり投げてるからな。明後日バッティングも投げるとかいってたな。一回も投げてないからな。バッティングピッチャーで投げるとか。投げれるんは投げれるみたいやけどな。走るときがなんかがあるとか言ってたな。きょうは選手会のミーティングかなんかやろ」

 -7時半くらいから。

 「それやったら十分いけるよな」

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