阪神・森下 OP戦残り5試合で“一本締め”だ 10戦ノーアーチも“兆し”アリ「すごくいい状態」
阪神・森下翔太外野手(23)が18日、“オープン戦一発締め”に意欲を示した。現在オープン戦12球団トップとなる二塁打5本ながら本塁打と打点なし。打撃の状態は良好だと自己分析しているだけに、オープン戦残り5試合で「一本出れば」と、気分爽快な本塁打を披露して開幕本番へ臨みたい考えだ。
会心のアーチで締めたい。工夫を重ねてきた森下が開幕本番を見据え“オープン一発総仕上げ”に意欲を示す。「すごくいい状態ではあるので一本出れば」。ここまでオープン戦出場10試合でノーアーチ&打点なし。開幕まで残り5試合。爽快な一発で気分よくシーズンへ臨みたい。
求められているものは承知している。「長打が欲しい場面で打てたり、チャンスの場面で一本出たらいいってところで打てる選手がすごく期待されやすいと思う。自分もそういう選手になるためオープン戦で、そういう場面が回ってきたら、しっかりやっていきたい」。ここからは好機での打撃内容にも重点を置く。
これまでの取り組みは向上心の表れ。春季キャンプでピート・ローズ型のバットを試してから昨季使用した旧型バットへ戻した。さらにバットを寝かせたり、少し立ててみたりと自分に合うフォームも模索。「常に工夫しながら」。試行錯誤を重ねてきたことは決して無駄にはならない。
好感触は得ている。オープン戦は6戦連続安打中。その中でも二塁打は4戦連続でトータル5本は12球団トップ。「(打球は)いい角度がついてるんで。(本塁打は)球場によっていろいろ変わってくると思う」。最近の自らの打球に一発の“兆し”を見ている。
発する言葉から伺える意識の高さ。今季のテーマのひとつは調子の波を小さくすること。「(現在の状態が)常に続けられるように。シーズン中で、これ以上の状態をたまに持っていければすごくいい状態だと思う。(調子の下降時は)これより下げないってところをしっかりやりたい」。大事なのは好不調の差を小さく抑えることだ。
確かな手応えを得て本番を迎えたい。練習休日のこの日は19日からのソフトバンク2連戦に備えて福岡へ移動。「自分の状態がもっともっと上がるように」。まずは2024年の号砲となるアーチを。最高の形でシーズンへ突入する。
関連ニュース





