阪神ドラ5石黒 開幕1軍アピールだ 地元愛知で凱旋登板「小さい頃見てたドームに立ってる。不思議な感じ」
愛知県出身の阪神ドラフト5位・石黒佑弥投手(22)=JR西日本=が14日、バンテリンドームでの全体練習に参加し、1軍生き残りへ決意を新たにした。「この間、たまたまいいピッチングができたので、何回もいい結果を出して、1軍に定着できるように頑張りたい」。15日からの中日とのオープン戦3連戦で凱旋登板予定。“竜斬り”で開幕1軍へ弾みをつける。
バンテリンドームは幼少期から憧れた場所だ。森野、井端、ブランコ…、黄金期の竜戦士のプレーに夢中になった。「何か不思議な感じですね。小さい頃に見てたドームに立ってるんで。ここで投げられるんだなっていう新鮮な気持ちです」。初めてグラウンドに立ち感激の面持ち。「今は敵ですけど、いい結果を出せるように頑張りたい」と闘志を燃やした。
石黒は2軍・具志川キャンプからアピールを続け、10日の巨人とのオープン戦(甲子園)で1回無安打無失点と好投。そのまま千葉、名古屋遠征への帯同が決まった。ただ重圧を感じさせない。「(1軍に)居続けたい気持ちもあるんですけど、レベルアップも必要。自分の中で強化しながら1軍の戦力になれるように準備していきたい」。社会人出身らしく、地に足がついている。
新人投手で開幕1軍を果たせば、21年・石井、22年・桐敷、23年・富田に続き4年連続となる。連覇のピースへ、石黒が名乗りを上げる。
◆石黒 佑弥(いしぐろ・ゆうや)2001年6月20日生まれ、22歳。愛知県出身。180センチ、83キロ。右投げ右打ち。投手。星城、JR西日本を経て23年度ドラフト5位で阪神入団。星城高では3年夏の愛知大会2回戦で石川昂弥を擁するセンバツVの東邦を8回3失点。打撃では石川から3ラン。球種はカーブ、スライダー、カット。
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