阪神・近本 開幕デモの戸郷撃ち 第1打席で左前へ痛烈打「やりたいことは打席の中でできた」

 1回、戸郷(手前)から左前打を放つ近本
 1回、近本は戸郷(右)から左前安打を放つ(撮影・佐藤厚)
 1回、安打で出塁した近本はスタートを切る(撮影・田中太一)
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 「オープン戦、巨人9-4阪神」(23日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 ライバルのエースに手ごわい印象を植え付けた。阪神・近本光司外野手(29)が戸郷から第1打席で左前打。3月29日の開幕戦・巨人戦(東京ド)で開幕投手を務める右腕に先手を打った。

 初回無死。カウント1-2から外角高めの直球に逆らわず、ライナーを打ち返した。

 「しっかりボールを見られましたし、やりたいことは打席の中でできたのでよかったです」

 まだオープン戦初戦とあって、戸郷が本調子ではない。「ストレートもシーズンとは違った」と振り返った。ただ、ビジターとなる開幕戦は先攻で、今季も1番を任されることが確実な近本にとっては、本番に向けて弾みがつく一打となった。

 17日の練習試合・楽天戦(宜野座)以来3試合ぶりの実戦出場となったが、調整は順調だ。二回2死一、二塁は1ボールから赤星の146キロ直球を捉えて鋭い打球を打ち返した。結果は右飛となったが「いろいろ見える部分はあった」と収穫を口にした。虎の切り込み隊長は快調に、3・29に向けて歩を進めている。

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