阪神・大竹はマイペース調整 万全の状態でシーズンへ「もうちょっと準備が足りない」

 阪神の大竹耕太郎投手(28)が31日、移籍2年目となる今キャンプでマイペース調整する考えを明かした。アピールよりも万全の状態でシーズンに臨むための準備を進める。

 「去年は2月1日に100%という気持ちでやってきた。第一印象も気にして。今年は違う。土台がしっかりできて、いい形で投げられるようになってから、球数を増やしていきたい。もうちょっと準備が足りない」

 現役ドラフトで加入した昨季はキャンプ初日からブルペン入りするなど、存在感を示して岡田監督から投手MVPにも選ばれた。その後のシーズンでは、チーム最多の12勝を挙げ、防御率2・26、勝率・857をマーク。今季も先発ローテの一角として期待されている。

 結果を残すために、まずは納得のいく土台を作り上げる。29日から始まった沖縄での先乗り自主トレでは一度もブルペンに入らず、キャッチボールなどでフォームを確認した。移籍2年目となり環境には慣れたが、気持ちに緩みはない。「あまり慣れて居心地が良過ぎるのも良くない。緊張感を持ってやりたい」。シーズン開幕だけを見据え、大竹は我が道を突き進む。

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