大腸がん完治の阪神・原口 小児がんなどの医療施設に68万円寄付「活力になれるように僕自身一生懸命に取り組んでいきたい」

 施設のこどもたちや親御さんと写真を撮る原口(中央)=撮影・中田匡峻
 寄付を贈呈する原口(左)。右は堀内まさみ理事長(撮影・中田匡峻)
 こどもとキャッチボールをする原口
3枚

 阪神の原口文仁内野手(31)が27日、神戸市内にある小児がんなどの医療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」を訪問し、寄付金を贈呈した。今季の成績に応じた18万円(安打数10本&打点数8打点×1万円)と22年に受賞した「若林忠志賞」の賞金、活動資金の一部を含めた計68万円を寄付し、タイガースグッズをプレゼントした。

 新型コロナウイルスの影響もあり5年ぶりとなった同施設への訪問。「本当にコロナがなければ毎年、訪問したい気持ちはあったんですけど、子どもたちの体調が1番。久しぶりに訪問できて、ふれ合うことができてよかった」と子どもたちとの交流を楽しんだ。

 原口は19年1月24日に大腸がんを公表。同月末の手術、その後の懸命なリハビリを経て、3月7日にトレーニングを再開した。5月8日にはファームで実戦復帰を果たし、6月には1軍に昇格。7月に出場した球宴では2打席連続本塁打を放つなど、驚異的な早期の復帰を果たした。5年間の定期健診などを終えて今月23日には自身のX(旧ツイッター)で大腸がんが「完治」したと報告。無事、完全復活を遂げた。

 今季もプレーで子どもたちに元気を届ける。「1軍の舞台で結果を出して。いい姿を見せることがやっぱり僕の中の使命の一つなので。元気な姿で結果を出してみなさんに話題を届けて。治療だったり。そういう活力になれるように僕自身一生懸命に取り組んでいきたいと思います」と意気込みを語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス