阪神ドラ3山田 鉄人ボディーの片りん 長距離走で持久力発揮!体のコントロール力をピラティス講師が絶賛

 阪神のドラフト3位・山田脩也内野手(18)=仙台育英=が22日、鳴尾浜球場での新人合同自主トレで毎年恒例の3000メートル走を行い、1着でゴールした。同4位の百崎蒼生内野手(18)=東海大熊本星翔=の猛追を振り切り、笑顔でのフィニッシュ。午後からはピラティスにも取り組み、講師の小田島政樹氏(42)から体の使い方を絶賛された。スタミナに加え、体のコントロールも抜群と鉄人ボディーに一番近い男だ。

 スタートを切ると、軽い足取りで先頭集団を形成した。グラウンドを8周半し、鳴尾浜を3000メートル走り抜く長距離戦。山田は余裕の笑顔を見せながら、序盤のスローペースに戸惑うこともなかった。「引っ張ってくれる人がいたので、その人に付いてって感じでした」。じっくりと足をためて、爆発させる時を見極めた。

 展開が動いたのは、4周目。ドラフト1位の下村(青学大)が中段から一気に先頭グループへ。ここで山田、百崎、育成ドラフト2位の福島(白鷗大)による、4人での争いに変わった。「もっと上げていけと言われたので、上げていった」。トレーナーの指令に従って、自身に一発目のムチを入れた。

 8周目にはラストスパートをかけ、単独トップ。最後は百崎が猛然と追い込んできたが、涼しい顔でゴールテープを切った。「1位から3位に入ればいいかなみたいな感じでした」とコメントもクール。12分41秒のタイムを計測し、新人対決の1冠目を手にした。

 百崎の猛追には「ここで負けるのはちょっとなと思ったので、力を振り絞りました」と負けん気の強さを発揮。3位の下村にはゲームの「大乱闘スマッシュブラザーズ」で大型連敗を食らっていただけに、「初勝利ですね」と爽やかに笑った。

 午後からは講師を招いて、ピラティスも実施。小田島氏は新人8選手の中で山田を気になる一人に挙げた。「体の使い方がうまい印象はあった。高卒なのでこれから筋力とかは必要になってくると思うんですけど、動かし方はいい状態」。悪い癖がないことから無駄な力が入らずに、体をコントロールできる。これが、ケガの防止にもつながっていくという。

 山田も大前提として、体作りを課題としている。「体の芯を強くしないといけない」。まだ18歳で体も細身。それでも、底の見えない体力と体の操り方はすでに備えている。鉄人ボディーの片りんを見せつけ、身体能力の高さを感じさせた。

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