阪神・岡田監督 王者の余裕「焦る必要はない」 新人全8選手に訓示「みんなに期待している」
阪神の岡田彰布監督(66)が9日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場で始まった新人合同自主トレを視察し、全8選手を前に「焦る必要はない」などと約3分弱の訓示を述べた。白い息を吐きながら汗を流す新人を頼もしそうに見つめ、穏やかな表情で語りかけた。
「新しい、強いタイガースのスタートは今年からやと思うんで、その一員になれるようにやってもらえたら。焦る必要はないから。悪いところがあっても隠して、我慢してやるとかないように」
「焦るな」というメッセージは、現有戦力への信頼の裏返しでもある。新人への期待を問われても「開幕から入り込んでいくというのは、結構ハードル高いと思うよ」と率直に答え、ドラ1下村の1軍キャンプについても「まだ分からん」と明言を避けた。それほどチーム力の充実ぶりを実感している。
正月休みを海外で過ごし、すっかり日焼けした顔の指揮官は、新人の面々を見て「(顔が)白いな。えらい白う感じたな」と笑いを誘った。気力は満ち満ちている。「去年は不安というか心配もあったけど、今年は全然違う。みんなに期待しているよ」。球団史上初の連覇を誰よりも信じている。
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