阪神・加治屋 倍増6000万で左打者克服の誓い 来季は勝ちパターンの座を「狙っていかなきゃ」

 阪神の加治屋蓮投手(32)が2日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、倍増となる3000万増の6000万円でサイン(金額は推定)。2年連続50試合登板へ、左打者克服を誓った。

 「左への対策というんですかね。(左打者の)代打が来たりするので、そこで1イニング任されないとというところがあります」

 今季、左打者には被打率・296で右打者には・200と明らかな差があった。左打者を抑えるためにも「フォーク、カットメインだったので、カーブ、スライダーっていう球速が遅い球を今は考えています」とイメージしている。

 51試合に登板し、1勝5敗、防御率2・56。開幕から22試合連続無失点を記録するなど、ブルペン陣に欠かせない存在だった。60試合の岩崎に次ぐ登板数で自信も深め、来季狙うは勝ちパターンの座。「七、八回は狙っていかなきゃいけない」。球速帯の穴を埋められる変化球の精度も高めながら、戦う態勢を整える。

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