阪神・湯浅 ノーモア負傷離脱 トレーニング&サプリでシーズン完走ボディーを「1試合でも多く貢献」
阪神・湯浅京己投手(24)が7日、秋季キャンプに参加するため、空路で高知県・安芸市に入った。Vシーズンの大半は度重なるケガでリハビリ生活に費やした右腕。年間通じてチームに貢献するため“シーズン完走ボディー作り”に取り組む考えを示した。他にも日本シリーズを戦い終えた小幡、渡辺諒、熊谷、小野寺、栄枝、西純、岡留が安芸入りした。
ノーモア・負傷離脱-。安芸での秋季キャンプ合流を8日に控えて、湯浅が明確にして切実なテーマを掲げた。「今年は本当にケガが多かったので。ケガをなるべく防げるように、いろんな面から丈夫な体に作り上げていきたいなと思います」。日本一の歓喜もつかの間、来季へ向けて自らに課題を与えた。
WBC制覇後、虎の守護神として期待され迎えた今季。思うような働きができなかった。6月に右前腕のコンディショニング不良で抹消。昇格直前だった7月末には左脇腹の筋挫傷を発症し、再び長期間のリハビリを余儀なくされた。
日本シリーズ第4戦で5カ月ぶりの1軍登板。虎党を熱狂させた“湯浅の1球”で日本一への道筋を照らしたが、もちろん無念がすべて晴れたわけではない。苦悩の日々を「いいことも悪いこともいろいろあって、本当に悔しかったですけど、来年以降につながるシーズンにしたい」と、成長の糧にすることを誓った。
トレーニングに加え、球団の栄養士と相談してサプリ摂取についても再考する。「キャンプから違うものも試そうと。来年に生かせるように。ダルさん(ダルビッシュ)に教えてもらったサプリを飲んだり、今までも意識が低くはないと思うんですけど、追求しようというか」。肉体の内側からも積極的に改良を図るつもりだ。
理想型は「質のいい、自分の動きやすい体」だといい、体重の増減は意識しすぎない。「今年は全然(1軍に)いられなかったので、力になれなかったので、来年こそ1試合でも多く投げてチームに貢献していければ」。同じ過ちは絶対に繰り返さない。そのためにも、実りの多い秋にする。
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