阪神・青柳 無二の同期・坂本とのバッテリーでつかんだ頂点
「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ1-7阪神タイガース」(5日、京セラドーム大阪)
38年ぶりの日本一へ大一番のマウンドを託された阪神の青柳晃洋投手が、5回途中無失点と先発の責任をしっかりと果たした。
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かけがえのない同期。坂本は青柳とのバッテリーについて「特別な気持ちは絶対ありますよね」と言う。
印象に残る試合の一つには、昨年5月28日・ロッテ戦(ゾゾ)を挙げる。敵地特有の強風で「シンカーがすごい伸びて効果的だった」と回顧。「シンカーってこうやって投げるんだ、というか。意図したことが全部できたので僕もうれしかったし、ヤギ(青柳)も『すごい面白かった』と言ってた」と振り返る思い出深い一戦だ。
高山、望月、板山にオリックスの竹安…今季、2人以外の阪神2015年ドラフト戦士が戦力外通告を受けた。厳しいプロの世界で、ともにグラウンドに立てる時間は限られている。「同い年で、一緒に入団して、一緒に頑張ってきた。こいつのために、こいつが勝てるように、何とかしたいと思いますよね」。入団から8年。固い絆で結ばれたバッテリーが、頂点をつかんだ。(デイリースポーツ・阪神担当・間宮涼)
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