阪神 5回4失点KOの村上「打たれるべくして打たれた」紅林の一撃に悔しさにじむ 山本由伸には「すごいなと」

 「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ5-1阪神タイガース」(4日、京セラドーム大阪)

 阪神先発の村上頌樹投手は5回4失点でKO。38年ぶりの日本一へ重要なマウンドを託されたが、まさかの結果となり「しっかり投げきれなかった。それだけです」と語った。

 これが王手がかかった重圧なのか。立ち上がりからコントロール抜群だった村上のストレートが浮いた。初回に2死一、三塁のピンチを招いたが、木浪のファインプレーでからくも無失点。だが1点を先制直後の二回につかまった。

 杉本の天井二塁打などで二、三塁のピンチを招くと、若月に右前適時打を浴びて追いつかれた。さらに中川圭の左犠飛で逆転を許すと、京セラドームの空気が一気に重くなった。

 1点ビハインドの五回には紅林に致命的な2ランを被弾。「打たれるべくして打たれた。フォーム的であったりそういう部分はあると思います。心境的に?そこは何も感じずいけました」と語った。第1戦で投げ勝った山本由伸にリベンジされたが「この時期にあれだけ球数を投げられてすごいな」と村上。「今後の自分次第なので、気持ちを持って練習できるかだと思います。しっかり応援して勝ってもらいたい」と前を向いた。

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