阪神・ドラ2椎葉 独立Lトリオ結成誓った 「自分が後ろで」湯浅、石井と勝利の方程式を

 アツアツの1球にしびれた。阪神からドラフト2位指名された椎葉剛投手(21)=四国ILp徳島=が3日、同チームのファン感謝祭に参加。日本シリーズ第4戦で1軍復帰登板し、1球で火消しに成功した阪神・湯浅の投球に心を打たれたという。将来は同じ独立リーグ出身の石井も含めた元独立リーガートリオでの「勝利の方程式」結成を目標に掲げた。

 “湯浅の1球”を画面越しに見届け、衝撃を受けた。同点の八回2死一、三塁。中川圭を直球で二飛に仕留め、流れを変えた背番号65の雄姿に目を奪われた。「あの1球目でストライクを入れるメンタルはすごい。マネしたいなと思いました」。同じ環境からプロ入りする後輩として憧れの存在。「自分も追いつけるように」と目を輝かせた。

 石井も第3戦から3連投とフル回転して計2回1/3を無失点。独立リーグ出身の2人の躍動にたっぷり刺激を受けている。「自分が後ろで。湯浅選手、石井選手、椎葉で戦えたらいいなと思います」。将来的な目標は高く掲げ、自身が守護神となり、先輩からバトンをもらう光景をイメージした。

 阪神はリーグ優勝を果たし、日本一にもあと1勝と迫った。チームを支える強力な救援陣に割って入ることは簡単なことではない。それでも「結果さえ出せば年齢関係なく使ってもらえるので。キャンプからアピールしたい」と力を込めた。「独立を盛り上げたい」。恩返しを果たし、後輩の道しるべとなる。

 ◆椎葉剛(しいば・つよし)2002年3月18日生まれ、大阪府出身。182センチ、体重92キロ。右投げ右打ち。島原中央では主に捕手。ミキハウスで投手としてのキャリアを本格スタート。今季から四国ILp徳島でプレー。23年度ドラフト2位で阪神から指名を受けた。50メートル走6秒8、遠投120メートル。最速159キロ。球種はスライダー、カーブ、フォーク。

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