阪神・湯浅が劇的復活の1球を振り返る「打たれることは一切考えてない」2戦連続ベンチ入り
「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ-阪神タイガース」(2日、甲子園球場)
左脇腹の筋挫傷から復活を果たした阪神・湯浅京己投手が試合前練習後に、サヨナラ勝利を飾った前夜の第4戦について振り返った。
同点の八回2死一、三塁のピンチで登板。初球直球で中川圭を二飛に仕留め、チームに流れを呼び込んだ右腕。一夜明け、「どんな形でもゼロで帰ってくるべき場面なので、1球で終わりましたけど、そこは良かった。ホッともしました」と率直な思いを語った。
6月15日のオリックス戦(甲子園)以来の1軍マウンド。同戦では守護神として登板した1点リードの九回に、頓宮と杉本に2被弾して逆転負けを喫していた。くしくも訪れた大舞台での雪辱の機会。ただ、右腕はオリックスへの意識について「全然ない」と笑う。
「打たれることは一切考えてない。久しぶりで緊張はありましたけど、正直、WBCのメキシコ戦を経験してるからこそ、あの場面で行っても(問題なかった)。(WBCは)完全アウエーで投げてたので」。国際舞台での経験が生かされたと明かすとともに「今回はホームじゃないですか。歓声で奮い立たされたというか、本当に力をもらった」とファンの声援に感謝した。
「CS、日本シリーズと目標にできる場所があったので、モチベーションは下がることなく、トレーナーさんと話してやってきました。あそこで(マウンドに)行かせてもらえのは自分の中でプラス。きょうからまた切り替えて頑張りたい」。この日もベンチ入りした右腕。日本一を目指し、最後まで全力で腕を振る覚悟だ。
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