阪神・村上は6回1失点&勝ち越し適時打 近本タイムリーで二塁から激走も ファイナルS開幕投手の重責果たす

 5回、右翼線に勝ち越し適時二塁打を放ちガッツポーズを見せる村上(撮影・山口登)
 5回、生還した村上を迎える森下(中央)=撮影・山口登
 5回、右翼線へ適時二塁打を放ちベンチへ向かって笑顔を見せる村上(撮影・立川洋一郎)
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、阪神タイガース-広島東洋カープ」(18日、甲子園球場)

 CSファイナルS・広島戦の初戦先発を託された阪神の村上頌樹投手(25)は、6回3安打1失点で勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

 初回は19球、続く二回は20球と球数がかさんだが、序盤から本塁を踏ませない投球を披露。セ・リーグ最優秀防御率のタイトルを受賞した右腕らしい粘りを見せた。

 しかし、四回先頭の小園に右翼フェンス直撃の三塁打で出塁を許す。その後、1死三塁から秋山に右犠飛を打たれ、先制点を献上した。五回も2死一、二塁とピンチを招いたが、野間を遊直に打ち取り、なんとか切り抜けた。

 五回裏の攻撃ではバットで魅せた。1死一、三塁と勝ち越しの大チャンス。九里が初球に投じたチェンジアップを積極果敢にスイングした。右翼線を深々と破る一打となり、三走・坂本が楽々と本塁に生還した。大歓声の聖地、二塁に到達した背番号41は渾身(こんしん)のガッツポーズを決めた。

 阪神の投手ではCS初打点で、村上は“プロ初打点”&“プロ初長打”をマーク。本職は投手だが、大舞台で打力を発揮した。

 3点リードとなった六回は、三者凡退の快投。虎の若きエースが計101球を投じ、先発の役割を果たした。七回からは桐敷が2番手でマウンドに上がった。

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