阪神・才木 CS準備OKの5回5K1失点 本番見据えて変化球を多投 配球面で幻惑
「フェニックス・リーグ、埼玉西武ライオンズ2-1阪神タイガース」(14日、アイビースタジアム)
納得の最終登板だった。先発した阪神・才木浩人投手(24)は5回2安打5奪三振1失点。「この感じでCSに入っていければ、全く問題ないかなと思います」とうなずいた。
中継ぎとして3回を投げた4日・ヤクルト戦(神宮)以来の実戦だった。初回、2番・児玉の初球に152キロを計測。力強い直球を軸に登板間隔を感じさせない立ち上がりで、2回を6人で退けた。
三回に連打で無死一、三塁とされ、滝沢の右犠飛で先制点を許したが、続く高松を遊ゴロ併殺に打ち取った。同点の五回にも2死一、三塁のピンチを背負ったが、滝沢を150キロの直球で空振り三振に仕留め、予定されたイニングをまとめた。
この日は意図的に変化球を多投した。三者凡退に抑えた四回には、打者3人の初球に全てカーブを投じた。あくまで直球を主体としながらも「短期決戦だからこそできる配球もある」と相手の迷いを誘う狙いを説明した。
CSで先発予定の村上、伊藤将、大竹に続く快投で万全の状態を印象付けた。現状では第4戦の先発が予定されているが、岡田監督は中継ぎでの起用にも含みを持たせている。一戦必勝のポストシーズンを前にしても「特別感という特別感はない。変わらずいつも通りですよ」と過度な高揚はない。平常心で決戦を待つ。
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