【阪神CS突破へのポイント】藤田平氏 リリーフ門別面白い ラッキーボーイに期待感

 18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神は、18日から甲子園でCSファイナルSに臨む。対戦相手は広島かDeNAか未定だが、日本シリーズへ進出するために重要となるポイントとは-。デイリースポーツ評論家・藤田平氏が占った。

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 これまでと同様『人馬一体』の戦いをすれば問題ない。レギュラーシーズンは岡田監督の考え、狙いを各選手が把握し実践してリーグ優勝。そういった今年のタイガースの戦い方をすればいい。ただし、一方で短期決戦の面白さであり怖さでもあるのが『ラッキーボーイ』の存在だ。

 あくまで一つのアイデアだ。門別のリリーフ起用も面白いかもしれない。高卒1年目左腕。当然、経験は少ない。ただ、1イニングなら緊張感のあるポストシーズンも好投する可能性を秘めている。

 先発した9月30日・広島戦は5回無失点。直球とカーブで緩急を使った投球が魅力だ。チームを勢いづけるピッチングを見せてくれそうな期待感がある。

 そしてCSファイナルSまでの約2週間をプラスに捉えるべきだろう。日頃から選手をよく見ている岡田監督のことだ。選手の調子が下降する時の傾向や、しぐさなどは把握しているはず。好調気配も見逃さない。岡田監督の観察力も短期決戦での武器になる。

 打者では、練習やフェニックス・リーグで本調子と違う選手がいた時、状態上向きの選手の先発起用も考えられる。ラッキーボーイとしてムードメーカーのミエセスや若く勢いのある小野寺もいいかもしれない。

 レギュラーシーズン最終戦だった4日・ヤクルト戦で大山と佐藤輝が本塁打。森下も復調気配でクリーンアップは心配なさそう。いずれにせよ、CSファイナルSの初戦は取りたい。そうすれば勢いに乗れる。

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