【阪神CS突破へのポイント】井川慶氏 大事な初戦は村上で勢い止めろ 好調な選手を抑えることが必要

 18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神は、18日から甲子園でCSファイナルSに臨む。対戦相手は広島かDeNAか未定だが、日本シリーズへ進出するために重要となるポイントとは-。デイリースポーツ評論家・井川慶氏が占った。

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 短期決戦では、打線というのはまずやってみないと分からない。全員が悪いということはなくても、逆に全員が良いということもないでしょうし。その中で誰かが爆発してくれたらというところですが、甲子園で戦うことを考えると、まずは投手を含めた守りから。阪神は先発も枚数がいて、リリーフも固まっていて計算できるところが強みですね。

 何より大事なのは初戦でしょう。先発は村上投手かなと思いますが、そこで勝てればかなりの確率で勝ち抜けると思います。もちろん、仮に負けることがあったとしても、連敗しないように切り替えて戦えばいいだけではありますが、初戦は重要だと思います。

 私の中で苦い経験としてあるのが、2005年の日本シリーズです。阪神としては、対戦相手のロッテが緊張感のあるプレーオフを戦い、勝って勢いづいてくるのを、ただ待っている状況でした。

 まずそこに差があった上で、初戦の先発を任された私が打たれて、さらに勢いを付けてしまった。結果的にシリーズMVPに輝いた2番の今江選手には、初回に本塁打を打たれるなど3安打(今江自身は4打数4安打)されたので。今江選手をつぶしておけば、あそこまでの勢いもなかったのかなと思いますし、それができなかった僕の力の無さが敗因だったなと。

 そういった意味でも初戦が重要だと思うので、広島かDeNAかは分かりませんが、そこまでの結果を踏まえて、好調の選手をしっかりと抑えることがポイントになると思います。

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