阪神・中野 打球が顔面直撃&流血も「大丈夫」鳥谷以来のフルイニング出場へ「自分は全部行こうと思っている」

 8回、田村の打球を顔に当て倒れ込む中野(撮影・立川洋一郎)
 試合に勝利し、ナインとタッチを交わす中野(左)=撮影・中田匡峻
 8回、田村の打球が直撃し、ベンチに戻る中野(撮影・中田匡峻)
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 「広島東洋カープ3-9阪神タイガース」(16日、マツダスタジアム)

 打球が顔面を直撃し出血した阪神・中野拓夢内野手は「出てたんで大丈夫です」と次戦に響くような負傷ではないことを明かした。

 八回1死での守備。広島・田村が引っ張り込んで放った痛烈なゴロが目の前でイレギュラーした。捕球体勢に入っていた中野はよけることもできず、あご付近を直撃。その場に倒れ込み、治療のためベンチに戻る際には流血し、ユニホームにも血痕がみられた。

 「イレギュラーの難しさというか、その辺はどうすることもできないんで。デーゲームのグラウンドの乾いた時の難しさっていうのもありますし。その辺は頭に入れながら次の試合でやる機会もあると思うので」と中野。岡田監督も「ごっつ跳ねとったよなあ」とグラウンド状態の悪さを指摘した。

 それでも再び二塁のポジションに戻ってくると大きな拍手が送られた。最後のアウトまで出場を続け、開幕からのフルイニング出場を130試合まで伸ばした。143試合、1イニングも休まず出場を続ければ阪神の内野手では2015年の鳥谷以来だ。

 2安打をマークして最多安打のタイトルも視界に入る中野。「ずっと試合に出続けることが最多安打を取る上でも大事だと思いますし、多少本当に出られないってアクシデントがない限りは、自分は全部行こうと思っているので。まずは怪我なく出るって事が大事かなと思います」と力を込めていた。

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