阪神・近本 ミスターに並んだ入団5年で通算763安打 M1に選手会長の悩み!? 「ビールかけの発声どうしようかな」

 1回、中前打を放つ近本=撮影・北村雅宏(切り込み写真)3回、中前打を放つ=撮影・高部洋祐
 1回、中前打を放つ近本(撮影・北村雅宏)
 1回、二盗を決める近本(右)。左は遊撃手の門脇(撮影・中田匡峻)
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 「阪神タイガース4-0読売ジャイアンツ」(13日、甲子園球場)

 “ミスター”に肩を並べた。阪神・近本光司外野手が3日・ヤクルト戦(神宮)以来の2安打。入団から5年間で通算763安打とし、歴代2位の長嶋茂雄(巨人)に並んだ。「とても光栄なこと。これからも精進して頑張っていきたい」と積み上げた数字を振り返った。

 初回に横川の140キロ直球を中前にはじき返すと、三回には128キロのカーブを拾って再び中前に運んだ。いずれも先頭打者として出塁し、二盗を成功させた。1番打者としての役割を十分に発揮。1試合2盗塁は3盗塁を決めた8月5日・DeNA戦(横浜)以来で、26盗塁でリーグトップを独走する。

 長嶋氏とは記録での縁がある。新人だった19年には同氏が保持していたセ・リーグの新人最多安打記録を61年ぶりに塗り替えた。4年後、数字上の“再会”を果たし、14日にも“ミスター超え”を達成する。

 瞬く間にマジック1となった。「広島でするよりも、こっちでできる方が。明日決まればいいなと思います」と14日の本拠地Vを待望。「『ビールかけ』の発声をどうしようかなと考えてましたけど、もう明日か」と選手会長としての思わぬ悩みも告白した。虎の韋駄天(いだてん)に足踏みは似合わない。眼前に迫った“アレ”まで一気に駆け抜ける。

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