阪神・木浪 さすが満塁男のダメ押し2点打 今季満塁16打数8安打19打点 ベンチの岡田監督も歓喜
「阪神タイガース5-1広島東洋カープ」(10日、甲子園球場)
“満塁男”が本領発揮だ。阪神・木浪聖也内野手(29)がダメ押しの一打。流れを完全に引き寄せ、勝利を確信させた。
「糸原さんが代打で打ってくれたので、自分もつないでいこうという気持ちになりました」
七回1死二、三塁では九里に申告敬遠された。ただ、八回に再び巡ってきた好機ではしっかり結果を出した。2点を勝ち越し、なおも2死満塁。カウント1-2と追い込まれていたが、2番手・大道の4球目、内角低めカットボールに食らいついた。
「狙い球を絞るとかじゃないです。いくって決めて、しっかり打ちにいったんで」。最後は右手一本で中前へ。三走・佐藤輝だけでなく、二走・小野寺もヘッドスライディングで生還した。雨が降りしきる中での魂の一撃。ベンチの岡田監督も手をたたいて喜ぶほどの決定的な2点をもたらした。
この一打で今季、満塁では16打数8安打19打点、打率・500と圧倒的な勝負強さが光る。勝利に貢献する活躍で、いよいよマジック5。歓喜は目前だが、浮かれる様子はない。「そこは最後になってから感じることだと思うので、あんまりそういうの考えないで一試合一試合やっていきたい」。気持ちを切らすことなく、最後に最高の笑顔を見せる。
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