スタメン落ちの阪神・近本「治療に専念します」ベンチ入りメンバーからも外れる 岡田監督「無理せんでええよ」

 トレーナーに体のチェックを受ける近本(撮影・立川洋一郎)
 軽めのキャッチボールを終え、グラウンドから引き揚げる近本(右)=撮影・高部洋祐
 グラウンドで笑顔を見せる近本(撮影・高部洋祐)
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 「中日ドラゴンズ-阪神タイガース」(5日、バンテリンドーム)

 3日のヤクルト戦(神宮)で右脇腹付近に死球を受けて「打撲」と診断された近本光司外野手が、試合前の練習に参加した。キャッチボールやダッシュ、室内での打撃練習など軽めのメニューをこなして状態を確認。この日は、ベンチ入りメンバーからも外れた。

 練習を終えた近本は「確認した感じで。ランニングして、キャッチボールして、バッティングして確認しました。治療に専念します。きょうは」と話した。練習前には、8月26日に通算2000安打を達成した中日・大島と会話を交わすなど、明るい表情を見せていた。

 3日のヤクルト戦の九回、左腕・山本が投じた内角球が右脇腹付近を直撃し、途中交代。7月には、同様の箇所に死球を受けて右肋骨を骨折。岡田監督は「(前回とは)ちょっと(患部が)ずれているみたいや。名古屋はあかんやろうな。無理せんでええよ、まだ先は長いんやから」と話しており、登録抹消は行わずに欠場して回復を待つ方針だ。

 プロ5年目の今季、ここまで109試合に出場し、打率・290、キャリアハイの51打点をマーク。得点圏打率・393とリードオフマンとしてだけでなく、ポイントゲッターとしても存在感を示している。

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