阪神・大竹 “師匠”バウアーに勝つ! 初の2桁星へ30日先発「ファン味方に」

 マウンドを使い、投球練習をする大竹(撮影・中田匡峻)
 オールスターでバウアー(右)から変化球の握りについてアドバイスを受ける=23年7月
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 次こそ“師匠”に投げ勝ち、10勝到達だ。阪神・大竹耕太郎投手(28)が、30日のDeNA戦(甲子園)に先発する。対戦が予想されるのはここまで10勝を挙げているバウアー。聖地の大声援も味方に、快投を見せる。

 「相手もいい投手みたいだし。京セラよりもファンがいっぱい入るので、それを味方にして投げたい」

 2度目となる対戦。前回7月12日の同戦(甲子園)では5回4失点で降板し、バウアーも8回途中4失点と、共に勝敗がつかなかった。

 技術面、精神面ともサイ・ヤング賞右腕を参考としている。「昨日も不振からの抜け出しみたいなのをやっていましたけど、面白かったですね」とバウアーが配信するYouTube動画をチェックしている。初出場した球宴ではスライダーの投げ方も教わった。

 もちろん、試合では過剰な意識は禁物となる。「1点もやれないという意識でいくよりは最少失点でという気持ちで。1点もやれないという気持ちでいくとうまくいかない。1、2点を取られても打線を信じてやれればいい」と、自らの投球に徹する構えだ。

 ここまで甲子園では10試合に登板して、4勝0敗。この日の投手指名練習ではマウンドで35球を投げ、「違和感なく」と、約1カ月ぶりとなる仕事場を再確認した。自身初の2桁勝利へ、目の前の打者に全力を注ぐ。

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