江川卓氏が阪神・岡田監督の継投策を絶賛 「10回やって9回」成功の要因も分析「相手に一番合わない投手を」
巨人のエースとして活躍した江川卓氏が21日、自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」に新規投稿。首位を快走する阪神・岡田彰布監督の投手起用を絶賛した。
リーグトップの防御率2・72をマークする阪神投手陣。江川氏は「選手の頑張りは一番先にあげないといけない」と前置きした上で「岡田監督のうまさ。岡田さんは野手なのに、ピッチャーの経験者が監督をやっているような投手交代をしている」と要因を分析した。
そのポイントとして「クローザーがいて、セットアッパーが2人くらいという(JFKのような)やり方ではない。七回、八回をつなぐピッチャーを時として大きく変えていく。相手のバッターに一番合わないという起用の仕方をしているのではないか。岡田監督の感覚で一番合わないなというピッチャーを起用している」と指摘。時間があれば他球団の試合も常にチェックしている指揮官の鋭い観察眼で相手打者を丸裸にし、自軍投手陣の状態を見極めながら起用することが成功率の高さにつながっている。
「(継投策は)10回やって9回成功しているでしょ。勝ちに結びついている。強いというイメージよりもうまく乗りきっている」と評した江川氏。他にもセの優勝争いについて「阪神がこの状態で抜くチームがあるか。ゲーム差を考えて。追ってくる3チームが万全で追ってきているかと言うと、そうではない。このまま逃げ切る可能性は高くなっている。見てる感じですけど」と他球団の戦力も分析しながらの解説を行っている。
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