阪神・大山が誇れるリーグトップの65四球 レジェンド左腕も絶賛「打てる球を選り好んでいる」打線がつながる要因に
「中日ドラゴンズ2-5阪神タイガース」(3日、バンテリンドーム)
阪神の大山悠輔内野手が無安打ながらも3四球を選んで3カード連続の勝ち越しに貢献。過去に臨時コーチを務め、サンテレビで同試合の解説を務めた山本昌氏も背番号3の成長を絶賛した。
勝利に貢献する3四球だと言っても過言ではない。簡単に歩かされるのではなく、1球、1球、相手にプレッシャーを与えながらボールを選んだ大山。特に三回2死一塁で迎えた第2打席ではファーストストライクをフルスイング。ファウルとなったが、中日のドラフト1位・仲地がギリギリのコースを狙い、3球連続ボールで一塁へ歩いた。
これで好機を拡大すると佐藤輝の右前適時打で先制。さらに五回先頭の第3打席もファーストストライクを積極的にスイングすると、際どいボールをしっかりと見極めて四球で出塁。直後の佐藤輝から3連打で初対戦の仲地をKOすると、一挙3点を奪って試合の主導権を引き寄せた。
大山のシーズン65四球は巨人・岡本和、ヤクルト・村上ら他球団の主砲を上回ってリーグトップ。出塁率・395はDeNA・宮崎に次ぐ同2位だ。山本昌氏は「本当に成長しましたね」と目を細め「自分の打てる球を選り好んでいるように見える。打てる球をしっかり打てるようになっている」と絶賛した。
後ろを打つ佐藤輝の状態が上がってきたことで、大山の四球がより生きる形となった3日のゲーム。岡田監督も「みんなでヒットは出るからよくつながるように見えるよな、無理せんとな」と語り、自然な打線のつながりに手応えを口にした。5番から下位打線にかけて得点力が上がれば、さらにチームの勢いは加速しそうだ。
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