阪神・岡田監督 連勝ストップも淡々 小刻み継投にやられた「まあ打てん時はこんなもんやろ」

 劣勢に渋い表情の岡田監督
 9回、最後の打者・大山が倒れ試合終了(撮影・山口登)
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 「中日ドラゴンズ3-1阪神タイガース」(2日、バンテリンドーム)

 難敵の緊急降板が、かえって打線を湿らせるという皮肉な結果に終わった。わずか4安打で1得点。引き分けを挟んだ連勝は3で止まった。「ええ当たりもあったけどなあ。やっぱり広いからな、ここ(バンテリンドーム)はなあ。まあ打てん時はこんなもんやろ」。試合後の阪神・岡田彰布監督(65)は割り切ったように敗戦を振り返った。

 中日の先発メヒアには先月16日の対戦で6回無得点に封じられていた。ただ、この日は三回を終えて3安打を浴びせていた。三回には近本の本塁打で試合を振り出しに戻し、中野も中前打で続いた。「今日はね、タイミングおうとったよ。前回と違ってなあ」。岡田監督もパナマ出身右腕の攻略に手応えをつかみつつあった直後の予期せぬ展開だった。

 三回を投げ終わったメヒアが右胸付近に違和感を訴えてマウンドを降り、四回から藤嶋が急きょ登板した。準備不足の右腕を一気に打ち崩す。そんな青写真を描きかけたが、すんなりと事は運ばなかった。中日は五回以降も斎藤、松山、勝野、清水、マルティネスと中継ぎ陣を1イニングずつ投入。小刻みな継投が狙い球を絞りにくくさせたのか、凡打の山を築いた。終わってみれば四回以降の安打は、七回にノイジーが勝野から放った左前打のみで、二塁すら踏めなかった。

 前夜は14安打10得点と大当たりの打線だったが一夜で沈黙。打ち疲れを問われた虎将は「それはないよ、お前」と即座に否定。「(前日も)そんなに打ってないよ。(この日も)そんなに内容的には悪くないけど、そんなもんやけどな。上に(フライが)上がりすぎやわな。低いライナーにしとけばいいけどな」と淡々と語った。まだ首位にいる。表情からはそんな余裕が感じ取られた。

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