阪神・近本 5戦連続マルチで切り込み隊長上昇モード 得点圏打率・388 バンテリンドーム・400

 5回、右前打を放つ近本
 3回、同点二塁打を放ち二塁へ滑り込む近本(撮影・飯室逸平)
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 「中日ドラゴンズ2-10阪神タイガース」(1日、バンテリンドーム)

 納得のいく打球はいらない。スコアボードに「H」ランプを刻めればそれでいい。阪神・近本光司外野手(28)が勝負強さを発揮した。猛虎の切り込み隊長が勝利のために自らの仕事を全うした。

 「自分が納得というか。いいイメージ通りで打つというよりも、結果的にヒットになればいい。それだけですね」

 1点を追う三回だった。1死二塁で左腕・小笠原が投じた初球、内角高めの142キロ直球に反応。「どこに飛んだのか分かってなかった」とたたきつけた打球は一塁線を破った。7試合連続安打となる適時二塁打で試合を振り出しに戻した。

 勝負どころでの集中力は半端ではない。同点の五回2死二塁から右前打を放ち、5試合連続の複数安打。これで得点圏打率・388となった。

 今季、バンテリンドームでは25打数10安打で打率・400と相性抜群。好調を維持しているが「(固め打ちは)3本からかなと思う。(球場との相性も)特に気にすることなく」とキッパリだった。

 万全の準備を整えるために、心がける早めの行動。この日から導入された前倒しでのシートノックには、一番乗りで中堅の守備について備えた。率先して動く姿。それがチームの勝利へつながる。

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