阪神・湯浅 151キロ0封2K 6・15以来の実戦「前腕問題なく投げられた」
「2軍練習試合、阪神タイガース9-5富山サンダーバーズ」(23日、鳴尾浜球場)
阪神・湯浅京己投手(24)が23日、鳴尾浜での日本海リーグ・富山との練習試合で実戦復帰。1回無安打2奪三振で最速151キロを記録した。次回は25日からのウエスタン・ソフトバンク3連戦(鳴尾浜)で登板する見込みだ。
名前がコールされると、虎党から拍手が起こった。グラウンド整備中にブルペンから飛び出し、きびすを返す“ハプニング”に照れ笑い。それほど楽しげにマウンドへと帰ってきた。右前腕のコンディショニング不良から湯浅が実戦復帰だ。
「感覚的にも悪くなかったですし、前腕も問題なく投げられた。1試合目にしては良かったんじゃないかな」
9-3の八回に登板。先頭を直球2球で追い込むと、2度首を振り、この日最速151キロ直球で空振り三振。続く打者を初球フォークで遊ゴロに仕留め、最後はフルカウントからフォークで空振り三振を奪った。
6月15日・オリックス戦(甲子園)以来の実戦。ゲーム勘を取り戻すことをテーマに、長坂と話して「『投げたいボールを投げていいよ』と言ってくれていました。マウンドで感じたままに投げました」と臨んだ。縦スライダー、フォークを交え10球。古巣の富山が相手で「変な緊張感がありましたね。初めてなので、いい経験になった」と充実の表情を浮かべた。
和田2軍監督は「前回、1軍に上がった時よりも状態は良いよ。腕が振れてる」と評価。問題がなければ、次回は25日からのウエスタン・ソフトバンク3連戦(鳴尾浜)で登板する見込みだ。「ちょっとでも違和感とかがあったら無理せずに。投げ終わりの感じとかを見ながら、上(1軍)にいける準備をできたら」と湯浅。着実に完全復活へ歩みを進める。
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