【岡義朗氏の眼】気になった阪神・佐藤輝と及川の捕りにいく姿勢
「阪神0-3中日」(16日、甲子園球場)
今季3度目の3連敗の阪神は今季11度目の完封負け。散発3安打と奮わない打線だが、デイリースポーツ評論家・岡義朗氏は「気になる守備があった」と指摘する。
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3安打完封負けの中、失策こそなかったが、気になる守備があった。まず六回1死で、岡林に三塁線を破られる二塁打を許した、佐藤輝の動き。もう一つは八回の及川で、先頭の大島に二塁内野安打を許した場面では、足元のゴロに対して逃げるような形となり、捕れなかった。
ここで言うのは技術面ではなく、意識の部分である。捕りにいく姿勢、向かっていく姿勢というものが、果たしてベンチやファンからはどう映ったかというところだ。
佐藤輝であれば、難しい打球ではあったが手の届く範囲であり、もう一つ足を動かして正面で止めにいく動きができたのではないか。及川も気持ちを出して、止めにいくアクションがあっても良かったのではないか。ベンチからは「難しいかもしれないが止めれないかな」と思われるようなプレーだった。
この日は失点に直結しなかったが、こういったプレーは非常にもったいない。そういった姿勢を見せたり、意識を高めることが大切であり、周りも納得するようなプレーをしていってもらいたい。
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