阪神・村上 力投報われず 四回以降無安打も「序盤で3失点して申し訳ない」

 「広島4-0阪神」(6日、マツダスタジアム)

 成長は示した。ただ、チームの勝利を導けなかったことが何よりも悔しかった。阪神・村上頌樹投手が今季4敗目。試合後は暗い表情で2度、謝罪の言葉を口にした。

 「序盤で3失点して申し訳ないですし…。広島は3位でだいぶ迫ってきているので、申し訳ない」

 序盤は、警戒していた左打者が2~8番にズラリと並んだ赤ヘル打線に苦しめられた。痛恨だったのは二回。先頭・松山に左前打を許すと、2死を奪ったものの、8番・小園に外角フォークを捉えられて、右中間へ先制の今季1号を被弾した。さらに三回には、2死二塁から西川にスローカーブを巧みに捉えられ、右前適時打を献上。「打たれた球は甘く入った。投げ切ることができなかった」と反省した。

 それでも「低め低めと言われていて、そこをやったのが良かった」と修正し、四回以降は一人の走者も許さず。7回111球を投じて5安打3失点。援護に恵まれず黒星を喫したが、今季11先発中、9度目のクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)をクリアと、先発としての役目は十分に果たした。

 苦い思い出がつまったマウンドだった。1年目の21年8月28日、マツダスタジアムでの広島戦でプロ2度目の先発も3回5失点と力を出せずにプロ初黒星。リベンジは果たせなかったが、あの時は見せることができなかった1軍の舞台で堂々と腕を振る姿を示した。

 ローテ通りにいけば、次戦は13日・DeNA戦(甲子園)で前半戦ラストの登板に臨む。悔しさを晴らすためにも、力を込めた。「しっかり勝って、前半戦を終われるようにやっていきたい」。もう立派なローテの一角。次こそ勝利をもたらすべく、前を向いて進む。

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