【佐藤義則氏の眼】阪神・佐藤輝は球の見極め必要 なんでもかんでも振っては結果出ない
「広島4-0阪神」(6日、マツダスタジアム)
阪神は打線が振るわず今季9度目の完封負け。1カ月以上連勝がない中、佐藤輝明内野手(24)が1軍復帰後初安打となる右前打をマークした。デイリースポーツ評論家・佐藤義則氏は「大切なのは球の見極め」とし、チームのために状態を上げることを望んだ。
◇ ◇
佐藤輝に1軍復帰後初安打が出た。四回に野村のツーシームを鋭い打球で右前に打ち返した。二回の第1打席も一塁ゴロには倒れたが、いいスイングができていた。復帰初戦(5日)はまったくいいところがなかった(4打数無安打3三振)が、とにかく1本出たことは良かったと思う。
5日の試合は、速い球はファウルにしかならないし、低めの球は空振りして、なかなかひと振りで仕留められなかった。2軍では結果を残してきたようだけど、2軍に行く前とそんなに変わったようには見えなかった。
ただ、この日はストレートの球速が140キロそこそこの野村が相手。広島バッテリーは前日と同じように佐藤輝に対してインハイの球も使ってきた。150キロの球には手が出てしまうが、これぐらいの球速なら見逃すことができる。そしてストライクゾーンに来た球をしっかりと振ることができた。
今の彼にとって大切なのは球の見極めになってくる。高めのボール球は見逃して、自分の有利なカウントに持っていきたい。ボールが先行すれば、投手はストライクを投げざるをえなくなる。その球をしっかりと狙っていきたい。打ちたい気持ちはわかるが、なんでもかんでも振っていても結果はついてこない。ボール球を打っても安打になる確率は低い。
今の阪神打線はとにかく点が取れない。長打を打てるバッターも大山しかいないというのが現状だ。その分、大山にも負担がかかってきて、最近は大振りになっているし、安打も出なくなっている。だからこそ佐藤輝が早く調子を上げて、大山の負担を軽くしたい。何よりも彼が打てば打線が活気づき、チームの雰囲気もぐっと盛り上がってくる。
野球スコア速報
