阪神・西純“剛腕復活”7回1失点 1カ月半ぶり1軍先発で戸郷と白熱投げ合い「手応えあった」
「巨人2-1阪神」(30日、東京ドーム)
最大の武器であるストレートをズバズバと投げ込み、阪神・西純矢投手(21)の剛腕がうなった。今季、自己最長の7回を投げ3安打1失点。自身に勝敗は付かなかったが、相手エース・戸郷との投手戦を演じた。
95球中44球が直球。平均球速は151・1キロで、自己最速に並ぶ155キロも記録するなど、持ち味を発揮した形だ。昨オフから平均球速の向上を目指してきた西純。直球に自信のなかった時期もあったそうだが「序盤からストレートに手応えがありましたし、中盤以降でも球速が出ていたので、自信を持ってしっかり投げ込むことができた」と、確かな手応えを深めた登板だ。
ただ、反省点としたのは1点リードの四回2死二塁、大城卓との対戦。真ん中付近に入った初球の152キロ直球を右翼フェンス直撃の同点打とされたことを「防げた失点。あそこで防げていたら展開的にこういう展開になっていなかったと思うので、反省しています」。悔しさを隠せなかった。
5月14日・DeNA戦以来約1カ月半ぶりの先発。課題の制球にも苦しむ姿を見せず、1四球と安定していた。岡田監督も「ボールも走っとるし、投げたいところに投げられるようになっとった」と変わり身にうなずいた。次回も1軍戦先発が有力。快投を演じ、信頼を勝ち取る。
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