阪神・前川 バウアー撃ち ゾーン上げて右前タイムリー「いい経験になった」

 適時打を放ちポーズを決める(撮影・高部洋祐)
 5回、バウアー(手前)から右前適時打を放つ前川(撮影・堀内翔)
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 「DeNA5-3阪神」(25日、横浜スタジアム)

 値千金の一打に両手を大きくたたき、喜びを爆発させた。念願のバウアーとの対戦に、阪神・前川右京外野手は持ち前のフルスイングで真っ向勝負。サイ・ヤング賞右腕を打ち崩し、充実感をにじませた。

 「初めの方はクルンクルンにボール球が来たんですけど、少しゾーンを上げて、打つべき球を打たないといけないなと感じていた。それを一発で仕留められたので良かった」

 「3番・右翼」でリーグ戦では、初めてのスタメン出場。第1打席では右腕の鋭く曲がるスライダーにバットが空を切った。「低めのボール球を2回振って三振だった。1軍に上がってきた時と同じような三振の仕方だったので、このままズルズルいってはいけないと思って」

 そこから低めの球を捨てるように意識を変え、迎えた3点を追う五回。2死一、二塁の絶好機だった。カウント1-1から右腕のチェンジアップを強振。鋭い打球は適時右前打となり、待望の1点をもぎとった。

 「試合前から、楽しみというか、打てたら自信になるし、打てなかったら、もっとやらないといけないと思って(打席に)入った」。ビッグネームからの適時打は間違いなく自信につながった。ただ「1打席目からしっかり合わせていけるようにならないといけない」とこれで満足したわけではない。

 それでもバウアーとの貴重な対戦に収穫は十分だ。「真っすぐのキレ、変化球の落差とかすごい感じた。いい経験になったので、これを生かしていきたい」とうなずく。

 6月打率・306、3番でスタメン出場時の打率・438と頼もしい数字を残す若虎。「しっかり体のコンディションを整えて。また1週間が始まると思うので、気持ちをリフレッシュして、結果を求めてやっていきたい」。経験を自信に、チームの苦境を打破する。

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