阪神・西純 先発仕様で2軍戦6回0封 “金曜日の男”へ猛アピ「もっと上目指す」

 「ウエスタン、中日0-2阪神」(23日、ナゴヤ球場)

 名古屋から1軍へ猛アピールや!!先発再調整となってからファームで初先発となった阪神・西純矢投手が6回2安打無失点と力投。“先発仕様”の投球を展開した。

 「スライダー、フォークだけじゃなくカーブ、チェンジアップ、ツーシームなど持っているボールを試しながら投げられました」

 この日の最速は150キロ。相手打者が直球に差されるようなシーンも際立ち、なかでも四回無死一塁で相対した鵜飼を空振り三振に取った149キロ直球は圧巻だった。「真っすぐの状態、投球の状態も良くなっています」と自信を深めている。

 反省も忘れない。2四球を与え、時にはボール先行となるシーンもあった。和田2軍監督は「2ボールカウントを1-1カウントにできれば、もっと楽な組み立てになるかな」と言及し、本人も「特に左打者の外の球のラインが作れていなかった。そこが次の登板での課題ですね」。次回登板までにフォームの再現性を高めていく。

 岡田監督は今後、金曜日の先発投手が流動的になる方向を示しており、西純がその座に入る可能性もある。「今日の結果に満足せず、もっと上を目指していきます」。昨季、6勝を挙げるなど資質の高さは十分。己を磨き上げ、再び1軍の舞台でマウンドに立つ。

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