阪神ドラ1森下 シン・打撃フォームで今永撃破だ 地元横浜凱旋!6番・右翼で昇格即スタメンへ

 練習を終え、前川(左)と引き揚げる森下(撮影・中田匡峻)
 テークバックを小さくした森下
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 阪神ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が22日、甲子園室内練習場で行われた1軍練習に合流した。地元凱旋(がいせん)となる23日・DeNA戦(横浜)は、左腕の今永が先発予定。「6番・右翼」で昇格即スタメンとなる可能性が濃厚だ。ファームで築き上げた新たな打撃フォームを武器に相手エースを打ち砕く。

 今までの森下とは一味違う。バットを立ててじっくりボールを呼び込み、一気に豪快なスイングを繰り出す。“静と動”がはっきりと見て取れる「シン・打撃フォーム」で爆発音のような打球音を響かせた。

 「今までの(打撃フォーム)ではダメだと思った。少しずつ自分の中でしっくりくるものが出てきたので、そこで固定してやっている」

 開幕右翼を勝ち取るも、打撃不振に陥って2度の2軍降格を経験。入団当初はバットを寝かせて右肘を高く上げる豪快な構えで、メジャーリーガーの打者をほうふつとさせた。現在は始めからバットをトップの位置に置き、テイクバックの動きはごくわずか。「無駄な動きがない中で(ボールへの)アジャストできる」と粗々しかった構えを洗練した。

 9日の2度目の抹消後はウエスタンで29打数15安打、打率・517、1本塁打、8打点。「常にファームでも緊張感を持ってやってきた」と自負し、この日の1軍練習にも違和感なく合流。甲子園で外野ノック、室内練習場でフリー打撃などを行って汗を流した。

 23日・DeNA戦(横浜)は「6番・右翼」で昇格即スタメンが濃厚。相手先発の左腕・今永とは初対戦となる。「侍ジャパンで投げるようなピッチャーなので簡単には打たせてもらえない」。ただ、一流の投手を打つために、確実性の高い打撃フォームに可能性を見いだした。「球種を絞った中で1球で仕留められるように」。ファームでの試行錯誤の成果を発揮し、好球必打を体現する。

 「プレッシャーや歓声が確実にある中で自分のできることをやっていく」。地元・横浜での首位攻防3連戦。森下が起爆剤となる。

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