阪神の岡田彰布監督が２０日、鳴尾浜で行われたウエスタン・オリックス戦を視察。新外国人のシェルドン・ノイジー外野手について「打てへんから使ってないんよ」と明言した上で、“聖域”ではないことを示唆した。

　報道陣からノイジーの起用法について問われた指揮官は「休ませるんじゃないよ。打たへんからやんか、そら。言い方がちゃうよ。休ませるんじゃないよ。打たへんから使ってないんよ」と明言。ドラフト１位ルーキーの森下をリーグ戦再開となる２３日・ＤｅＮＡ戦から昇格させる方針で、２０日の２軍戦では左翼を守らせた。

　キャンプから右翼を中心としてきたが「（前川は）ライトの方がスムーズに投げられるからなあ。（森下と）２人出たときは森下がレフトになるかもしれんわな」と岡田監督。「だからゲームでもなあ、内容がええやんか」と現時点での評価は前川が近本に次ぐ外野の２番手に浮上してきていることが見て取れる。

　ノイジーは交流戦で打率・１４０と結果を残せず、最終戦はスタメンから外れた。リーグ戦再開に向け、一つの方針を示した岡田監督。ミエセスら助っ人勢に加え、森下も含めた争いが熾烈さを増しそうだ。