“岡田流”用兵術 阪神鮮やか逆転勝ち 「右でも左でも代打行けるように1打点でミエちゃん仕事終わりよ」

 「阪神4-1ソフトバンク」(16日、甲子園球場)

 “岡田流”用兵術で42歳左腕を沈めた。阪神・岡田彰布監督(65)は試合前、あいさつに訪れた早大の後輩・和田に「あんまりしっかり投げんな(笑)」と先制パンチ。三回までパーフェクトの快投を許したが「2巡目からは何とか対応できるやろなと思った」。鮮やかな逆転勝ちには指揮官の采配の妙があった。

 「5番の打順で次、来るか分からんかったからな。右でも左でも代打行けるように、1打点でミエちゃん仕事終わりよ、大仕事よ」

 0-1の四回、エンドランを駆使して好機を広げると、ミエセスの犠飛で同点とした。攻撃の直後だ。虎将はミエセスの5番の打順に2番手・島本を入れた。これがハマる。六回2死一塁で代打起用した原口が勝ち越しの二塁打。「ちょうどいい時に(チャンスが)きた」とニンマリだ。

 継投では攻めの姿勢を貫いた。左7人が並ぶソフトバンク打線に対して島本、岩貞、岩崎の左腕トリオを積極投入。「左が4人いってもいいくらいの気持ちで」とうなずいた。

 交流戦は7勝8敗1分け。残すは2試合。岡田監督は「いいピッチャーを2人残しているんでもうちょっとゆっくりね。あんまりピッチャー交代をしないでいきたいですね」。ジョーク交じりに次戦へ視線を向けた。

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