阪神・前川 プロ初三塁打 輝に代わり5番に抜てき 5戦連続安打で6月打率・333

 2回、安打を放ち三塁へ駆ける前川(撮影・立川洋一郎)
 ナインの出迎えに笑顔の前川
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 「日本ハム0-1阪神」(11日、エスコンフィールド)

 負けっ放しでは終われない。北の大地にくっきりと爪痕を残し、本拠地へと帰る。阪神・前川右京外野手がプロ初の三塁打をマーク。苦しみながら戦った9連戦の白星締めを導いた。

 「150キロ台でしたけど、しっかりと引っ張れたのがよかった」

 不振の佐藤輝に代わり、プロ初の5番に抜てき。早速、役目を果たしたのは0-0の二回先頭だ。カウント2-1から、北山の151キロ外角直球を捉えると、全速力で駆け出した。二塁上で速度を緩めたが、高々と舞い上がった打球が右翼ポール際フェンスに直撃した後に大きく跳ね返ったのを確認すると、一気に三塁へ。先制の絶好機を作り上げた。

 「やっぱりクリーンアップは長打がいるのかなと。その中で出たのは良かった」。続く渡辺諒の中前打で先制のVホーム。これで5試合連続安打とし、6月は21打数7安打で打率・333と勢いは止まらない。

 ただ、向上心あふれる20歳は反省も忘れなかった。三回2死満塁の第2打席では6球目・チェンジアップに反応したが、左飛に。「初球のストライクを見逃しているので、あそこを自分で仕掛けていけるようになっていきたい」。一球、一打席、全てが成長の糧だ。大志を抱く若虎が、再進撃の原動力となる。

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