阪神・加治屋 結実した若手も驚く練習量 「すごい。僕たちもやらないとってなります」
「日本ハム4-3阪神」(10日、エスコンフィールド)
八回無死一、二塁でマウンドに上がった阪神・加治屋蓮投手(31)が1回無安打無失点と完璧な火消しで、開幕22試合連続無失点の球団最長記録を樹立した。チームメートも一目置く練習量を誇る右腕。その素顔を担当記者が明かした。
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若手投手らは口をそろえて言う。「加治屋さんの練習量はすごい。僕たちもやらないとってなります」。オフ期間も朝早くから鳴尾浜で体を動かし、ランメニューからキャッチボール、投球練習まで己の調整に徹していた31歳の加治屋。「僕より練習している人はたくさんいる」と笑うが、次のように明かしている。
「才能があって、練習しなくても感覚派でできる人たちも球界にはいると思うんですけど、僕はそういう選手ではないと思った。体力、技術面、精神面全ての心技体を補うためにとにかく練習量を増やしましたね」
年齢を重ねるごとに「進化が必要」と加治屋なりの考えがあり、年々練習量を増やしている。愛妻のバックアップも大きく、「食事は朝夜全て妻に任せていて、資格も取ってサポートしてくれてます」と感謝する。
食で支えられているからこそ、グラウンドで自分が取り組む練習を「精いっぱいやりたい」と手を抜くことはない。球団最長の開幕22試合連続無失点。日頃の努力が結実したように思う。(デイリースポーツ・阪神担当・関谷文哉)
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