阪神・ドラ6富田 プロ初先発は相手に粘られ3回80球3失点でKO「実力不足と思う」

 「日本ハム4-0阪神」(9日、エスコンフィールド)

 プロ初先発となった阪神のドラフト6位・富田(三菱自動車岡崎)は悔いの残るマウンドとなった。中継ぎで力を示した上で任された念願のスターター。転向による2軍調整から昇格即先発も、3回5安打3失点でKOされ「自分の思ったところに投げられてないので、そこはしっかり修正が必要」と肩を落とした。

 二回に連打を浴びて無死二、三塁のピンチを背負い、2死までこぎつけたが粘りきれず。伏見の2点左適時打で先制を許した。三回は2死から一、二塁とされ、松本剛に12球粘られた四球の直後、マルティネスの初球撃ちで追加点を奪われた。

 3回で80球を要して、「球数が多くなってテンポが悪くなる場面が多く、自分の良さを出し切れずに降板となってしまい、悔しいです」と反省した。岡田監督も「リズムが悪いよなあ。大変や、守ってる方も」と苦言。先発黒星デビューとなったルーキーは、「実力不足と思うので、しっかり練習して次は結果を出せるように」と巻き返しを誓っていた。

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