岡田阪神「大きい」1勝で土曜不敗神話継続 今季交流戦最長4時間19分「今日負けてたらズルズルいく負け」

 「阪神6-5ロッテ」(3日、甲子園球場)

 思わずついた一息に、阪神・岡田彰布監督(65)の気苦労がにじんだ。今季交流戦最長となる4時間19分の死闘を制したが、9連戦の初戦は思わぬ総力戦となった。「ねえ、先は長いのに。まあ、一つずつ勝つことがねえ、疲れもそんな出ないかも分からないですね」。劇勝の余韻に浸るよりも、先を見据えて苦笑いした。

 八回に2点を奪い、九回に守護神・湯浅を投入した。「3点差になったんでね。これで大丈夫かなと思ったんだけど」。必勝の方程式で計算が狂うなど夢にも思わなかった。

 遊撃・木浪のエラーから一気に流れを持っていかれ、同点に追い付かれた。「今日はほんと失点に絡む、そういうエラーやったから。いろんなことがあったよな九回はな。そらあ、もうな、野球かも分からんけどな」。歴戦の虎将も“勝負のあや”の恐ろしさをまざまざと感じ取った。

 連敗を喫した1日・西武戦(ベルーナ)の試合後、「ズルズルいってしまうよ」と危機感を募らせていたが、今季初の3連敗は土壇場で阻止した。失策やバント失敗、けん制死など多くのミスが出た。「今日負けてたらズルズルいく負けやったやろうな、余計な。でも悪い流れの時に何とかしのいだのは大きいと思うね、やっぱりね」。反省の中にも得られた勝利が自信となり、虎をさらに強くする。

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