「ウエスタン、オリックス－阪神」（３日、高槻萩谷バファローズスタジアム）

　先発転向のため２軍調整中の阪神のドラフト６位・富田蓮投手（三菱自動車岡崎）が先発し４回１／３を３安打１失点４奪三振だった。

　初回は上野に四球、渡部に中前打を献上するなどし、いきなり２死二、三塁のピンチを背負った。それでも来田をスライダーで中飛に仕留め、先制点を許さず。

　二回以降は調子を上げた。直球にスライダー、チェンジアップ、ツーシーム、フォーク、カーブを織り交ぜながら、持ち味の制球力を発揮。四回まで毎回を三者凡退に抑えた。

　悔やまれるのは五回。先頭の池田にフルカウントから高めの直球を捉えられ、左翼フェンス越えのソロに。続く杉沢は直球で中飛に仕留めたが、元に右前打を浴び、１死一塁となったところで交代が告げられた。

　２日のロッテ戦（甲子園）が降雨中止となり、チームは先発ローテーションを再編。谷間の９日・日本ハム戦（エスコン）でプロ初先発するプランも浮上しているルーキー左腕。岡田監督も「６８球で代わるなら分かるやろ。普通なら７回くらいまで投げとる」と来週金曜日の登板を示唆した。