岡田阪神 交流戦で警戒すべき選手たち パ6球団の要注意選手を記録担当がピックアップ

 「日本生命セ・パ交流戦」が30日に開幕する。現在8連勝中でセ・リーグ首位を走る阪神は西武を皮切りに、ロッテ、楽天、日本ハム、オリックス、ソフトバンクの順でパ・リーグ6球団と対戦する。岡田阪神が警戒すべきは誰か。昨季までの交流戦対戦データから、デイリースポーツ記録担当が要注意選手をピックアップした。

 【ロッテ】

 今年こそ攻略できるか-。ロッテ・佐々木朗が28日・ソフトバンク戦で復活の4勝目。順当なら6月2日からの阪神3連戦中で対決することになる。

 甲子園で相まみえた2年前の21年5月27日は佐々木朗に5回4失点でプロ初勝利を献上した。昨年5月27日の対戦では6回無失点で勝敗はつかず。最終的には九回に飛び出した佐藤輝の決勝ソロでチームは勝利したものの、佐々木朗を打ち崩せなかった。

 一方でチームはロッテ戦通算32勝28敗5分けで勝率.533。交流戦でのパ・リーグ球団との対戦成績で最も高い数字となる。

 【ソフトバンク】

 12球団アーチは阻止したい。ソフトバンクへ新加入した近藤は既に阪神を除く11球団から本塁打を記録。6月16日からの阪神3連戦で放てば12球団本塁打達成となる。

 近藤の阪神戦通算成績は11試合で打率・333。対戦セ・リーグ球団ではDeNA戦に次ぐ2番目の好数字だ。また阪神主要投手との通算打率は、対青柳=10割(2打数2安打)、対西勇=・750(4打数3安打)となっている。

 一方で開幕6連勝中の阪神・大竹がソフトバンク戦で白星を挙げれば12球団勝利達成。“古巣斬り”が実現するかも注目したい。

 【西武】

 ビジターでの分の悪さを払拭できるか…。阪神にとって初めて交流戦開幕カードで西武と対決。舞台は敵地・ベルーナドーム。西武戦通算勝敗32勝33敗だが、ビジターに限れば13勝18敗と負け越しの数が多くなる。

 現在8連勝中の猛虎。同球場がメットライフドームだった21年は佐藤輝が大暴れ。5月28日の対決で相手先発・高橋から2発を放つなど1試合3本塁打。最終的に2勝1敗とし、ビジターでは05年以来のカード勝ち越しを決めた。

 開幕戦となる30日の西武先発・与座は阪神戦通算3戦2敗。昨年は大山が一発を放っている。

 【楽天】

 やはりマー君が気になる存在だろう。楽天・田中将の阪神戦通算は10試合で5勝4敗、防御率2・71。対戦セ・リーグ球団で最も勝利数を稼がれている。

 ただし、近2シーズンに限れば田中将との対戦2試合で、いずれも黒星を付けている。21年には大山が先制2ランを記録している。

 今年の舞台は楽天モバイル。21年のビジター3連戦では近本が打率・429、1本塁打、6打点。佐藤輝も打率・364、1本塁打、1打点。さらに木浪も2ランを放つなど打線は計5本塁打を記録して同一カード3連勝のカギとなった。

 【オリックス】

 新戦力が不気味だ。阪神戦通算打率・447の吉田正尚(現・レッドソックス)が抜けた。ただし西武から加入した森も阪神戦通算打率・308を誇る。

 中でも阪神左腕は森に気をつけたいところ。岩貞は通算被打率・750(4打数3安打)、伊藤将は10割(2打数2安打1四球)。一方で西勇はオリックスから白星を挙げれば12球団勝利達成となる。

 関西ダービーはここまで五分。昨季は阪神が3連勝で通算勝敗は31勝31敗3分け。岡田監督は2010年から12年途中までオリックスを指揮。注目のカードとなりそうだ。

 【日本ハム】

 元虎戦士が要注意だ。阪神から日本ハムへトレード移籍した江越が今季3本塁打を放つなど存在感を発揮している。

 新庄監督も褒めた打棒。江越は2月26日、阪神とのオープン戦(名護)で逆転の適時二塁打など2安打2打点1盗塁と奮闘。一方同戦では、江越らとの交換トレードで阪神へ新加入した渡辺諒が“移籍1号”など2安打1打点。トレード加入同士の打ち合いも見ものかもしれない。

 チームは日本ハムに対して昨年同一カード3連勝するなど19年6月9日から7連勝中。今年も白星を稼ぎたいところだ。

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