阪神・中野 ダメ押し2点打!自己最長更新15戦連続H「狙い球しっかり絞れている」

 「阪神3-2巨人」(27日、甲子園球場)

 大竹の涙も乾かぬうちに、再び甲子園は興奮のるつぼと化した。勝利を引き寄せる大きな一撃。阪神・中野拓夢内野手が値千金の適時打を放った。

 「自分の前で近本さんが先制点を取ってくれたので、楽な気持ちで打席に入れました」

 近本が先制打を放った直後の七回2死二、三塁。代わった大江に対し、カウント1-1から「狙っていた」という直球をはじき返した。貴重な2点中前適時打を放ち、自己最長をさらに伸ばす15試合連続安打をマーク。得点圏打率・364と1番・近本ともに勝負強さを発揮し、「狙い球をしっかり絞れている結果が得点圏で打ててる要因」と分析した。

 積み重なっていく数字にも冷静だ。適時打を放った前の3打席は安打が出ておらず「頭には多少あった」と明かしたが、「あの場面はフォアボールでも何でも後ろにつなげばクリーンアップというところだったので、あまり意識せず」とチームのために最善を尽くした。岡田監督も「やっぱり3点は大きいよ。ピッチャーに(とって)もな」とうなずく。

 区切りとなる交流戦まで残り1試合。「連勝を止めずに交流戦に入れれば、もっと良い状態でいけると思う。自分の役割をしっかりして打てるように」。絶好調の背番号51が、これからも勝利への快音を響かせる。

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