両リーグ最速30勝の猛虎阪神 18年ぶりVの03年ペースや!! 45試合での到達、球団最速タイ
「阪神3-2巨人」(27日、甲子園球場)
阪神が今季2度目の7連勝で貯金今季最多16とし両リーグ最速30勝。45試合での到達は2リーグ制後では18年ぶりに優勝した2003年に並ぶ球団最速タイ。先発・大竹が巨人戦初勝利でリーグ単独トップの6勝目を飾った。
試合を動かしたのは近本だった。両チーム無得点で向けた七回2死一、二塁から相手先発・グリフィンから先制の中前適時打。さらに続く中野が相手2番手・大江から2点タイムリーを放った。
先発・大竹は7回無失点。規定投球回には1/3回届かなかったものの防御率0・40の安定感で巨人戦初登板での勝利。既にソフトバンク時代に阪神戦で白星を挙げており、これでセ・リーグ全球団から勝利を記録したことになる。この日はまずは初回。1番・吉川に右前安を許すなど1死一、二塁としたが後続を寸断した。
両チーム無得点の七回は先頭・大城卓に右前安で出塁させるも続く長野を遊ゴロ併殺に打ち取るなど得点を許さず。七回2死二塁で回ってきた打席で代打・渡辺諒を送られて交代。渡辺諒が四球で出塁した直後、近本のタイムリーが飛び出した。
この日の勝利で今季土曜は7戦全勝&5月月間17勝。さらに今季最多を更新する4万2620人の観客を動員。12球団最速、主催25試合目での100万人突破となった。
なお2003年の30勝到達日は5月22日で今季とおなじ30勝14敗1分け。なお03年は7月8日に優勝マジック「49」が点灯している。