阪神・岡田監督「練習の時から投げさせるつもりはなかった」岩崎&湯浅温存で7連勝 九回は一人一殺リレーに

 球審に選手の交代を告げる岡田監督(撮影・立川洋一郎)
7回、先制のチャンスで大竹(49)に代打・渡辺を送った岡田監督(撮影・中田匡峻)
加治屋(中央)からウイニングボールを受け取り笑顔を見せる大竹(右)=撮影・山口登
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 「阪神3-2巨人」(27日、甲子園球場)

 阪神が今季2度目、最長タイの7連勝を飾り2位・DeNAとのゲーム差を「6」に広げた。試合後の岡田監督は

 一問一答は以下の通り。

 -試合終盤まで息詰まる接戦をものにした。

 「そうね、接戦にしてしまったんだけど(笑)最後ね」

 -七回は両指揮官の思惑が交錯した。昨日、明日は1、2番が打つと話していた近本、中野が打点をあげた。

 「もうね、3打席目か?打ちそうな感じはしたんで、勝負かけるというか、初回ね、チャンスを逃がしたんで。それからぜんぜんね、チャンスらしいチャンスなかったんで。まああそこ、バントでね、渡辺ね。まあ、ピッチングコーチは大竹をそのままいかせたかったみたいやけどね。まあ、あそこしか勝負かけるとこなかったんで。チャンスがなかったんでね」

 -大竹は6勝目。どうみていた?

 「巨人初めて、初対決というか、まあそういう意味で、向こうもね、初めてだけど対策練ってて、初球からどんどん打ってきたりね、そういうのもね、序盤でわかったんで。坂本がうまくね、かわすというかね。持ち味のね、ピッチングで、ヒットは打たれるけどね、点やらないというか。すごくいいピッチングやったですね。あそこ0点で終わってたら勝ち投手なかったんだけど、何とかね。昨日もそうだけど、みんなあそこで点が入ると大竹は勝ち投手つくってわかるんで、そのへんでね、いいところで打ってくれたですね。1、2番がね、やっぱりね」

 -ゲームセットの後に大竹にどんな声をかけたか。

 「ああ、良かったって言うて。良かったって。1点やったらね、もう今日は2人を投げさせるつもりはなかったんで、後ろは。なんとか、一人一殺だけど、1点だったら一人一殺だけどね、3点あったから2人ずついってしまったからね」

 -9回はセーブ経験がない3人が登板した。浜地、及川の継投の意図は?

 「いやいや、まあ、3点あったんでね、だいぶ楽には、ランナー1人までは思い切って投げられるんで。まあでも、今日の風で最後のホームランだけは予想していなかったね、あれね。あそこになかなか、外国人じゃなかったらいかないかなと、ちょっと思ったんだけどね」

 -1点差に迫られて加治屋をマウンドに。

 「向こうの代打の順番もね、だいたい分かっていたから。そこはもうね、とにかく1点差でも2点差でも勝てばいいんで、それは最後、中田のところは加治屋を最初から用意していました」

 -岩崎を使わなかった意図は?

 「いやいやもう最初から、練習の時から投げさせるつもりはなかったんで。岩崎も今日はグラウンドでゆっくりしてたんじゃないかな。明日は投げさせますよ。明後日がないんで」

 -7連勝で貯金16。明日は才木が先発。

 「いやいやもう、才木はね、いいピッチングしてくれると思うんで。ちょっと打つ方がね、それはなかなかね、向こう(の投手)も今日はすごい良かったしね、初めてだったけど、点取れないなというのはビデオ見とって、今日は点を取れんてね。明日は何とか、明日も初めてのピッチャーなんでね、相手も。またね、序盤に1点でも2点でも取れて、後は才木に頑張ってもらいます、はい」

 -七回は近本で勝負になると想定していた。

 「いやいや、それは、おーん、まあ(渡辺諒に)申告敬遠はないかなと思たけど、おーん、まあカウント悪なったら歩かされるやろなと思っとったけどな」

 -読み通り。

 「まあ、向こうも左ね、1、2番が左やから、左(投手)くるのは分かってるけど、別に左を苦にしないから、おーん。だからあそこ、ピッチャーコーチいなかったんよ。代えるつもりやったのに、おーん。だからまあ、ねえ、だから、まあ大竹の勝ち星とかもあるけど、ゲーム展開的にはあそこで、そんなチャンスもないしね、あれ逃すとね、向こうも中川とか大勢とかあの辺で来るわけやから、うーん。その前にね、仕掛けないとなかなか点を取れるような状況じゃなかったから、はっきり言うて」

 -大竹も点が入って感極まってた。

 「そら大竹が一番うれしかったんやろ、祈っとったんじゃない、うーん」

 -大竹はキャリアハイ。

 「ああそう、おーん。そらまだまだ勝つんちゃう?6勝どころというかな、おーん」

 -初対戦でも四球なく、ゾーンで勝負できていた。

 「いやいや、初回いきなり初球をな、吉川にあないして打たれて、そら相手も初めてだけど、もう5勝してるわけだから、ずっと抑えてる防御率も0点台のピッチャーだから、その辺は研究をね、当たるのは初めてだけど、それはスコアラーから話で研究してると思うから、そういう意味では、早く(手の内を)見せてくれてよかった。初回から早くに初球からどんどんね、坂本も初球打ってくれたから。そういうことが早くから分かって良かった」

 -中野のタイムリーも大きい。

 「1点やったら一人一殺やったな。さっきも言ったけど。うーん。やっぱり3点は大きいよ。ピッチャーもな」

 -浜地は四球を出してなかったら。

 「うん、いってた。いってたよ」

 -走者を出したから。

 「うん、あれ(梶谷)がファウルやったけど、ホームランでも代えとったけどな。1人出たら代えるつもりやった。ホームランでもまだ1点勝ってるからな」

 -映像見ている段階からグリフィンはいい投手だと。

 「いやいや、もうスコアラーに今日は0点やなと言うてた。あれは打てんよ。いいボール投げるもんな。今日は点取れんと、スコアラーに言うた。練習前に言うたわ。その通りやん。そらええピッチャーは打てんよ。簡単に取られへんよ」

 -先に点を取られると厳しい。

 「そらやばいやばい、球数投げさす言うてもこの間も120球ぐらい投げとるからなあ。投げさす、投げさす言うても…」

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