【藤田平氏の眼】勝敗に直結した中継ぎ投手陣の差

 「ヤクルト4-7阪神」(25日、神宮球場)

 阪神が今季2度目の5連勝で貯金を今季最多の14とした。八回に同点とされたものの、延長十回2死から4得点とミラクル健在。デイリースポーツ評論家・藤田平氏(75)は、両軍の「中継ぎ投手陣の差」が勝敗を分けたと指摘した。

  ◇  ◇

 最終的には中継ぎ投手陣の差が、そのまま勝敗に直結する形になった。ヤクルトは守護神の立場にある九回の田口が降りた時点で、残る投手のレベルを考えると苦しくなる。

 一方の阪神は及川に九回を任せた。一時は投げれば3試合連投となる岩崎がブルペンで準備をしていたが、延長十回、一気に4点を加えたことで最後も岩貞でいけた。6連戦の3戦目。このあとの巨人との3連戦を考えてもこれは大きい。

 快進撃の続く阪神だが、この5連勝はいずれも終盤の七回以降に点を取ることができており、2死からの得点も多い。昨年のヤクルトがそうだったように、後半にしっかり点を取れるチームは強い。その上、終盤に出てくる投手がしっかりしているのだから当然、こういう結果になる。

 来週からシーズンを左右するとも言われる交流戦。前回の監督時、岡田監督は07年以外は交流戦でしっかり貯金を作っていた。今のチームの勢いもあれば、パ・リーグ相手でも失速することはないだろう。

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