球宴ゲッ投や!阪神・村上がファン投票中間2位 ノミネート外から堂々ランクイン「選ばれたらうれしい」

 「マイナビオールスターゲーム2023」(第1戦7月19日・バンテリンドーム、第2戦同20日・マツダスタジアム)のファン投票の中間発表が22日から始まり、ノミネート外の阪神・村上頌樹投手(24)がセ・リーグ先発部門2位となった。1位の巨人・戸郷とはわずか197票差と僅差。先発予定の23日・ヤクルト戦(神宮)でも好投を果たし、夢舞台への切符をたぐり寄せる。

 村上の名が全国にとどろいた証しだ。集まった7217票の支持がその人気度を物語る。

 「選ばれたらうれしいですね」

 球宴ファン投票の中間発表が始まり、セ・リーグ先発部門で巨人・戸郷に続く2位にランクイン。その差はわずか197票であり、宿敵のエースを食う勢いを見せながら、さらに“伸び代”すらも残している。

 今回はWEB投票による票数が開示された。投票画面にはまずノミネート選手の名前が表示される。村上の名はそこには表示されず、投票するには球団の選手一覧ページに一度飛ぶ作業が必須。“一手間”がかかりながらも、これだけのファンの支持を集めることに成功した。チームでは同じ兵庫県淡路島出身の近本が同リーグ最多得票を得て、外野手部門トップ。リーグ最多の5部門で虎戦士がトップに名を連ね、阪神が“球宴ジャック”の様相を呈した。

 夢舞台でファンを沸かせるイメージはできている。過去の球宴シーンの中で村上が心をつかまれたのは、昨年、日本ハム・伊藤が披露した“超遅球”。ボールが一瞬消えたかのような美しい弧を描くスローボールに魅了された。自身も100キロ台のスローカーブの使い手。「自分も投げたいです」と祭典を盛り上げる準備はできている。

 先発予定の23日・ヤクルト戦(神宮)でのアピールを誓う。前回9日に対戦した際には、七回にサンタナに左中間へのソロを浴びて今季初黒星。リーグタイ記録となった開幕から31イニング連続無失点も止められた。

 さらには、一発が出やすい神宮球場が舞台。それでも「ソロはOKという感覚で。どんどん攻めていければ」と意に介さず。「『いつも通りいける』って感覚で投げられたら」。今季3度目のツバメ打線相手にも自信を振りかざす。

 「目標にもしていなかった」と開幕時には夢にも見なかった球宴出場。切符をつかみとり、シンデレラストーリーに花を添える。

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